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虎狼の血 続編 エキストラ

} 平成ヒット曲史, Copyright(C)SHINCHOSHA ALL Rights Reserved. ・松坂桃李撮影?今日に限ってパチンコマンモスに行かなかった… https://www.kadokawa.co.jp/product/321908000080/, 【カドブン】“新しい物語”に出会える場所がここにある。オリジナル連載・作家インタビュー・話題作のレビューや試し読みを毎日更新!話題作&ベストセラーの魅力を徹底紹介していきます。, 1977年、埼玉県生まれ。「小説新潮」「野性時代」「STORY BOX」「ダ・ヴィンチ」「CREA」「週刊SPA!」など、雑誌メディアを中心に、書評や作家インタビュー、対談構成等を行う。森見氏の新刊インタビューを担当したことも多数。構成を務めた本に、指原莉乃『逆転力』などがある。, 「孤狼の血」シリーズ三部作完結! 『暴虎の牙』(単行本)&『凶犬の眼』(文庫)刊行記念 柚月裕子インタビュー border: 0 !important; 2020/10/16 続編もやはり面白い。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 自著に「佐方シリーズ」と銘打つものがあるが、これは主人公である佐方貞人が、中年弁護士から検事時代の若かりし日へ逆行しているので、続きというよりスピンオフに近い、と自分では思っている。したがって厳密には、時系列に沿った続編を描くのは本作がはじめてとなる。, 『孤狼の血』は悪徳刑事・大上と、大上とタッグを組む若手刑事・日岡の物語だが、佐方を除く他の作品同様、これはこれで、完結するはずだった。だが、ありがたいことに、思いのほか反響が大きく、読者の方から「ぜひ続編を」との声をいただいた。, 私はかねて、続きが読みたい――との読者の声が、なによりの賛辞であると思っている。だから、そうした声に背中を押されて続編執筆が決まったことを、素直に喜んだ。, 前作の終わりで、若手刑事の日岡は、広島の県北にある駐在所へ飛ばされたことになっている。いわゆる左遷だ。, 万引きすら起きそうにもない牧歌的な土地を舞台に、なにを描けばいいのか浮かばず、時代設定をもっと先にして、駐在から所轄に戻った日岡を描こうか、とも考えた。, 人が何かを受け継いだとき、それを真に自分のものにするには時間がかかる。そう簡単にはいかない。きっと日岡も苦悩したはずだ。その悩む日岡を描かずして、ぽんと成長した日岡を描くには抵抗があった。, しかも、時代を暴力団対策法の施行以後(平成4年)に設定すると、警察と暴力団の間に、厳然とした一線が敷かれてしまう。主人公の日岡とヤクザの絡みは、前作以上に描きにくくなる。また暴対法施行以後、大きな暴力団抗争は起きていない、という現実もあった。, 思案の末、舞台は山奥の駐在所、時代は前作から2年後の平成2年に決めた。腹も舞台も時代も固まったのに、続編にはまた別の、大きな悩みがあった。, あまりうじうじしても、日岡らしくない。かといって、堂々としすぎるのも、らしくない。日岡の立ち位置をどう描くかで、本作の成否は決まる気がした。, 時間は刻々と過ぎ、連載の締め切りは容赦なくやってくる。とにかく書かねば――迷いながら、原稿に向かった。, 「柚月さん、この部分、迷いながら書いたでしょう。日岡も迷ってますよ」 ・うっそー!れんが通りに役所広司と松坂桃李が来てるの?, ・祇園マンモスに映画の撮影で松坂桃李が来てる!シンケンレッドに合うチャンスが! 柚木裕子『凶犬の眼』を読んだ。 前作『孤狼の血』の男くさいハードボイルドな雰囲気を気に入ったので、その続編にあたるこの作品も貪るように読みふけてしまった。 『孤狼の血』感想文|魅力的な汚さが躍動する男くさい本|柚木裕子 . border: 0 !important; float: left !important; 0, 神田法子が読む小島環『泣き娘』 「中華ロマンの味わいの中に浮かび上がる現代社会の問題」 この度、皆様の熱望の声に押され、 映画『孤狼の血』の続編 が東映にて製作されることが決定致しました ことを、ご報告させて頂きます。 役所広司をはじめ、松坂桃李、真木よう子、中村倫也、中村獅童、竹野内豊、音尾琢真、ピエール瀧、石橋蓮司、江口洋介など日本を代表する豪華キャ� 0, 英国で「末席」を用意された天皇陛下を「最前列」に呼び寄せた人物とは? 天皇陛下が尊敬される理由, 木嶋佳苗、座間9人殺害事件の犯人が住んでいた間取りの不思議な共通点 事故物件芸人とイヤミス作家が語る、ヤバい部屋, 政治、官僚、マスコミ……なぜこれほどお粗末なのか? 高橋洋一と原英史が問題の核心を徹底的に論じ合った一冊, 子どもに「規則正しい生活」は必要ない 息子3人を「スタンフォード大学」に合格させたアグネス・チャンが考える教育法, 非行少年たちはなぜケーキを3等分にできないのか “認知機能”に問題を抱えた子どもたちの実態, 二宮和也主演「浅田家!」自伝エッセイで腑に落ちた “未来の思い出”を創るということ } window._wpemojiSettings = {"baseUrl":"https:\/\/s.w.org\/images\/core\/emoji\/12.0.0-1\/72x72\/","ext":".png","svgUrl":"https:\/\/s.w.org\/images\/core\/emoji\/12.0.0-1\/svg\/","svgExt":".svg","source":{"concatemoji":"https:\/\/hon-hikidashi.jp\/wp-includes\/js\/wp-emoji-release.min.js?ver=5.3.4"}}; 井浦新が恩師・若松孝二さん熱演!白石和彌監督×門脇麦主演『止められるか、俺たちを』特報. 「狐狼の血」, 自分の部屋から撮影している部屋が見える! 小説「凶犬の眼」は、『孤狼の血』原作の続編にあたる物語。所轄署から田舎の駐在所に異動となった日岡秀一が、懇意のヤクザから建設会社の� 8月29日,「孤狼の血 エキストラ事務局」からメールがきました。件名は「映画『孤狼の血2』(仮)制作決定! border: none !important; 生年月日:1956年1月1 text-indent: 0 !important; height: 1em !important; max-width: none !important; 「虎狼の血」 続編制作が 決定ですって≧(´ `)≦ . line-height: 18px !important; var wpp_params = {"sampling_active":"1","sampling_rate":"100","ajax_url":"https:\/\/hon-hikidashi.jp\/wp-json\/wordpress-popular-posts\/v1\/popular-posts","ID":"49819","token":"f3e7f92126","debug":""}; 【ポビドンヨード結合】グラフト・シャットフィルター(小さめサイズ)3枚+マスク6枚. !ボランティアエキストラでご参加いただける方大募集!」です。2018年公開された 役所広司さん主演の「孤狼の血」の続編が製作されるようです。 padding: 0 !important; } ・松坂桃李が撮影してましたー!スーツです。役所広司さんも居ましたよー!, ・今、阿賀の三和ストアーの近くに松坂君の撮影しているらしい! ・「孤狼の血」シリーズ第3弾にして完結編!柚月裕子『暴虎の牙』連載開始, ※初出の情報に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。(2018/4/24更新). 2020/10/14 虎狼の血は2018年5月12日に公開された、r15指定のバイオレンス映画。日本アカデミー賞では、優秀賞最多12部門を受賞している。今回は、あらすじやキャストのほか、『虎狼の血』は続編が決まったことから「虎狼の血2」で何が描かれるのかを考察す 私の迷いが作中の日岡にそのまま出ている、というのである。改めて読み返すと、まさにそのとおりだった。日岡がぶれているのである。, 編集者の意見をもとに、大幅に改稿した。迷いが消えたからか、単行本になった日岡は、ぶれていなかった。, しっかり迷い、思い切り悩み、潔く決断している。まさに、私が描きたかった日岡がいた。, 『孤狼の血』が赤い炎だとしたら、『凶犬の眼』は青い炎だと思う。赤い炎のほうが青い炎より猛々しく見えるが、温度は青い炎のほうが高い。本作はそんな熱量を持つ作品だと信じている。, 昭和63年。暴力団対策法成立直前の広島・呉原―。そこは、未だ暴力団組織が割拠し、新たに進出してきた広島の巨大組織・五十子会系の「加古村組」と地場の暴力団「尾谷組」との抗争の火種が燻り始めていた。そんな中、「加古村組」関連企業の金融会社社員が失踪する。失踪を殺人事件と見たマル暴のベテラン刑事・大上と新人刑事・日岡は事件解決の為に奔走するが、やくざの抗争が正義も愛も金も、すべてを呑み込んでいく……。, 出演:役所広司/松坂桃李 真木よう子・江口洋介 .wp_social_bookmarking_light div{ padding: 0; background: none !important; ・映画、狐狼の血だって〜!れんが通りで撮影してるよー! }, 5月12日(土)に公開を控えた映画「孤狼の血」。原作の続編にあたる長編小説『凶犬の眼』が、3月30日(金)に発売されました。, 直木賞をはじめとする各文学賞にノミネートされ、小説ランキングにも多数ランクインするなど注目を集めた『孤狼の血』。今回発売された『凶犬の眼』では、前作で“悪徳刑事”の大上から刑事としての覚悟を受け継いだ日岡が、ヤクザと対峙しながら、迷い、刑事として成長していく姿が描かれます。, 本作を「日岡とともに悩みながら書き上げた」という著者の柚月裕子さん。執筆時のエピソードを、エッセイとして寄せていただきました。, 所轄署から田舎の駐在所に異動となった日岡秀一は、懇意のヤクザから紹介された男が、敵対する組長を暗殺して指名手配中の国光寛郎だと確信する。彼の身柄を拘束すれば、刑事として現場に戻れるかもしれない。日岡が目論むなか、国光は自分が手配犯であることを認め「もう少し時間がほしい」と直訴した。男気あふれる国光と接するにつれて、日岡のなかに思いもよらない考えが浮かんでいく……。. 映画公開を前に『孤狼の血』の続編が発売!『凶犬の眼』は、松坂桃李演じる日岡刑事の成長を描く物語. 「孤狼の血」は東映らしい作品となりました。このジャンルの映画を続けていかなくてはならないと思い、続編の決定を致します。. 映画 vertical-align: top !important; 大矢博子 ジャニ読みブックガイド, 同時多発テロ事件と日本とアメリカ 平成16年の「ハナミズキ」(一青窈)【柴那典 平成ヒット曲史】 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); Copyright© myDate = new Date(); myYear = myDate.getFullYear(); document.write(myYear); NIPPAN All Rights Reserved. .wp_social_bookmarking_light_clear{ ・阿賀の三和で松坂桃李撮影あるらしいよ!, ・呉市のパチンコローズ裏で竹野内豊が撮影してる! 柚月裕子さんによる小説「暴虎の牙」の連載が、10月1日(月)発行の夕刊フジでスタートします。 「暴虎の牙」は、役所広司さん主演で映画化された警察小説『孤狼の血』、第2作『狂犬の眼』に続くシリーズ3作目にして完結編。今作からの新しいキャラクターも登場します。 margin: 0 !important; padding: 10px 0 20px 0 !important; /* margin: 0 5px 0px 0 !important; となって居ますのでコレはエキストラはかなり募集では… 調べました! 映画「狐狼の血」エキストラ事務局より } エキストラ募集は残念ながら終わってしまった様です。, 柚月裕子氏が、裏の正義と言うものを描いてみたかったと言う小説が実力派俳優さんたちの演技で更に面白くなっているのではないでしょうか!, 【ポビドンヨード結合】グラフト・シャットフィルター(小さめサイズ)3枚+マスク6枚価格:1188円(税込、送料別) (2020/8/6時点). 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配給:東映, 柚月裕子 Yuko Yuzuki 2017.10.07 (評者:吉田大助 / 書評家), 今や出す本はみなベストセラーランキング入りし安心確実のブランド力を誇る柚月裕子が、二〇〇九年のデビューから始まる助走期間を経て、本格的ブレイクを果たしたのは二〇一五年八月に単行本刊行された『孤狼の血』だった。, それまでは、「人間ドラマを重視したミステリー作家」という印象が強かった。しかし、『孤狼の血』により「同性も惚れる男のかっこよさを書かせたら天下一」という二つ名を獲得することとなる。もちろん、「人間ドラマを重視したミステリー作家」としても優れた仕事をしたことは、同作が第六九回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞した事実から明らかだろう。, 舞台は昭和六三年の広島、架空都市の呉原。所轄に赴任した新米刑事の日岡秀一は、マル暴のベテラン刑事・大上章吾とタッグを組んで、ヤクザ絡みの失踪事件の捜査に乗り出す。その過程で目の当たりにしたのは、ヤクザ以上にヤクザな大上の「悪徳刑事」としての顔だった──。, 二〇一八年五月に劇場公開された同名実写映画も、圧巻の出来栄えだ。製作は、昭和を代表するヤクザ映画『仁義なき戦い』シリーズを手掛けた、東映。コンプライアンス、コンプライアンスとうるさいご時世と知りながら、よくぞ手を挙げ、よくぞ世に送り出した。白石和彌監督らしい血みどろ展開の娯楽性に加え、「二時間強で完結する物語」としての改変も実に的確。結果、第四二回日本アカデミー賞において優秀賞最多一二部門を受賞し、主演男優賞(役所広司)と助演男優賞(松坂桃李)を始め最優秀賞も四部門で受賞した。, いよいよ本題だ。二〇一八年三月に単行本刊行されこのほど文庫化された本書『凶犬の眼』は、『孤狼の血』の続編に当たる。, 喧騒に満ちた灼熱の広島から、音もない極寒の北海道へ。プロローグのわずか七ページで、前作からがらっと空気が変わり、真新しい物語が始まることを予感させる。一章が始まるやいなや、さらに空気は変わる。まず目に飛び込んでくるのは、〈「週刊芸能」平成二年五月十七日号記事〉という文字だ。……平成二年? 次いで、前作を読んでいるならば忘れることなどできない人物の名が、実体を伴って現れる。日岡秀一。「小料理や 志乃」の晶子。不在の大上の思い出を軸に進む二人の会話と回想から、前作から二年あまりが経過していると知らされる。, 冒頭の印象をひとことで言うならば、「動から静へ」。意外性に満ちた幕開けに、くらくらする感覚を抱いた人も少なくないのではないか。ただ、この展開は『孤狼の血』のラストで予告されていたとも言える。エピローグ突入直前、本編の後日談を伝える略年表が見開きで登場していた。その中の一項目が、〈平成元年 四月五日 日岡秀一巡査、比場郡城山町中津郷地区駐在所に転属〉。二年前の事件の余波で、日岡は「左遷」させられたのだ。, 物語の序盤は、都会の刑事から、ド田舎の駐在さん(=駐在所に住み込みで働くおまわりさん)へと転身した日岡の、鬱々とした心情が記録される。仕事といえば、バイクを繰って地域をパトロールし、住民のたわいない愚痴を聞くぐらい。転属後に流れたのは〈無為に等しい時間〉であり、〈この一年ちょっとのあいだに、使命感も熱い思いも薄れてしまっていた〉。地形的にも〈どん詰まり〉にある、田舎ならではの閉塞感の描写が卓抜だ。, 鬱屈した日岡の前に、超大物ヤクザが現れる。史上最悪の暴力団抗争・明心戦争の〈抗争終結の鍵を握る人物〉と目されており、日本最大の暴力団組織の組長殺害に関与したとして全国指名手配中の、国光寛郎だ。一度目の出会いは偶然だったが、二度目の邂逅は、国光からのアプローチだった。, 「わしゃァ、まだやることが残っとる身じゃ。じゃが、目処がついたら、必ずあんたに手錠を嵌めてもらう。約束するわい」, 必ず逮捕されるから、捕まえるまでの猶予がほしい。そんな提案、かつての日岡であれば一蹴していただろう。なにしろ日岡は呉原東署の新人刑事時代に、県警上層部の人間から〈愚直なまでに強い、正義感が必要なんだ。お前しかいない〉(『孤狼の血』より)という理由で、ある特命を受けた経歴の持ち主なのだ。しかし、大上という「師」から警察学校では絶対教えてもらえないことを学び、その「血」を受け継いだ自覚のある日岡は、国光に詳しい事情を問いただしたうえで、異例の提案を受け入れる。, 前作のストーリーテリングは、爆発の火花が、次の爆発の導火線に火をつける「春節の爆竹」状態だったが、今作は「時限爆弾」形式だ。〈必ずあんたに手錠を嵌めてもらう〉。日岡が国光と交わした約束はいつ、どのような形で果たされるのか? また、前作は「広島抗争」が題材となっていたが、今作では史上最大の暴力団抗争と言われる「山一抗争」が題材に選ばれている。しかし日岡は今作において、広島の〈どん詰まり〉の集落にいる。集落の外ではヤクザ同士の抗争が活発化しているものの、集落の中ではひたすらのどかな時間が流れているのだ。そうしたコントラストが、日岡の焦燥をさらに搔き立てる。ジリジリする彼の内面にひたすらフォーカスを当てながら、時限爆弾が炸裂する瞬間を、今か今かと待ち望みながら読者もページをめくることとなる。, 前作と今作の違いに気づけば気づくほど、前作から今作へと受け継がれているものの存在が際立って見えてくる。前作では大上の言動を通して、今作では国光の言動を通して現れる、「正義」の感触だ。それは大上との出会いによって日岡の中に芽吹き、国光との出会いによって花開いた。, だが、「正義」という言葉ほど、大上と国光に似合わないものはない。日岡の心には何度も浮かび上がってくる言葉だが、国光はその言葉を一度たりとも口にしないし、『孤狼の血』で大上は〈大上さんの正義って、なんですか〉という日岡の問いに対し、〈わしの正義かァ……そんなもん、ありゃァせんよ〉と答えている。, 大上と国光の中に、「正義」の価値観がないわけではない。むしろ、確固たるものとしてある。ただ、自分の中に確固としてあるものが世間一般に「正しい」とされる尺度とは異なる、もっと言えば「正しくない正義」であることを認識しているからこそ、彼らはその一語から距離を取るのだ。「正しくない正義」は、別の言葉で表すことができる。その言葉は、『凶犬の眼』の最終盤において、意外なことに、本シリーズで初めて登場する。「仁義」だ。, 〈抗争になれば、個人的恨みがなくても、先頭に立って相手方の命を殺る。/しかし、亡くなった人の冥福は祈る〉。この矛盾に象徴されるヤクザのロジック──「筋」──を、『凶犬の眼』の日岡は受け入れる。しかしもともと、『孤狼の血』のラストで日岡は、こんなふうに思考を巡らせていた。〈法律は私刑を許さない。(中略)しかし一方で、犯した罪はまっとうに償うべき、という考えも、日岡のなかにあった〉。大上との出会いによって日岡の中に芽吹き、国光との出会いによって花開いた……と先ほど記したのは、それが理由だ。つまり、二作をかけて描かれたのは、日岡が「仁義」の意味を腹の底から理解し、血肉化していくプロセスだった。, そう考えた時に、一人の人物が、日岡と肩を並べていることに気づく。柚月裕子が二〇一〇年から書き継いできた〈佐方貞人〉シリーズの主人公である、検事(のちに弁護士)の佐方貞人だ。佐方の口癖は、「罪はまっとうに裁かれなければならない」。そのためならば、法の番人であり正義の担い手である、検察のメンツをぶっ潰したって構わない。二〇一九年四月に単行本刊行された最新第四作のタイトルは、佐方の人生観を最もよく表している。『検事の信義』だ。, 仁義と正義は、『凶犬の眼』の文章を引用するならば〈一文字違うだけで、意味合いは大きく異なる〉。しかし、仁義と信義は、使われる文脈は異なるものの、意味合いは大きく重なる。世間一般にとって、あるいは自分以外の人間にとっては「正しくない」かもしれないが、自分にとっては「正しい」と思うこと。それを、貫くこと。そこで、起こること。日岡秀一と佐方貞人は……いや、もしかしたら柚月裕子作品の主人公たちはみな、己の命を燃やしてその有り様を見せようとしているのではないか。, それは、苛烈な人生だ。常人では敵わない、超人的な意志の強さが必要になってくる。マネなんてできないし、マネしないほうがいい。しかし、人間の不思議な習性として、マネできないような超人の言動を目の当たりにすると、ほんの一部でもいいから自分にもできることはないかと探り始めるのだ。イチローのプレーを見て、野球を始めるようなものだ。イチローに匹敵しようなんてさらさら思っていないが、美技を前に、心と体がどうしようもなく動くのだ。藤井聡太が快進撃というニュースを聞くと指したこともない将棋を指したくなり、いい小説を読むと何か文章が書きたくなるのも、同じ作用だ。, では、一般的に「正しくない」かもしれないが、自分にとっては「正しい」と思うことを貫く超人を前にして、常人は何を思うのか。自分にとって「正しい」と思うことを貫くのは無理かもしれないけれども、一般的に「正しい」と言われていることは本当に「正しい」のかどうか、疑えるようになる。それぐらいならばもしかしたら自分もできるかもしれない、と心が動き出す。, ネットを中心に「正義」の大氾濫が起きている今、柚月裕子の小説が読まれるべき理由は、ここにある。, さて、本文庫の刊行からほどなくして、シリーズ第三作『暴虎の牙』がついに単行本刊行される。作者が早い段階で公言していた「三部作」の、完結巻だ。一足先に原稿を読ませていただいたのだが、さすがに内容は匂わせる程度にとどめておくべきだろう。一点だけ感動を記させてもらうならば、シリーズの発明的な「続け方」についてだ。『孤狼の血』から『凶犬の眼』は、時間軸が前へと進む意味でもシンプルに「1→2」だった。そこへ『暴虎の牙』が加わった時、まったく違う式が現れた。「1+2=3」。, その意味するところは、実際に『暴虎の牙』を手にとって確かめてほしい。その意味をしかと味わうためにも、『孤狼の血』、『凶犬の眼』と読み継いでいってほしい。, ▼柚月裕子『凶犬の眼』詳細はこちら(KADOKAWAオフィシャルページ)

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Posted on 2020-10-25 | Posted in 未分類 | No Comments »

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